準備のための準備はいらない

知識を得ないと独立できないから資格を取りたい。
こういった方は、独立を考える方の中では多いように感じられます。
そして、こういった方は、次々に資格やスキルを求め、いつまで経っても実践に向かえないといった方が多いようです。

こういった準備のための準備ばかりでは、実際に必要とされる知識と経験というものが後回しになってしまい、最終的に遠回りになってしまったり、資金の無駄遣いに繋がりかねません。
知識はそこそこにして、実際に経験して身につけていく方が、何倍も学びになるのではないでしょうか。

まずは自身でやってみるということは、緊張もするし、責任感も必要ですが、そういったものを背負った状況で行動することで、現場でのスキルに繋がっていくと言えるのではないでしょうか。
経験から知識へという流れで身につけることで、一生モノのスキルを身につけることができるでしょう。

だからと言って、起業してから勝負が始まるというのは間違いでしょう。

重要なのは、サラリーマンをしていてもできることを見つけていくという事ではないでしょうか。
それは、今まで知ろうとしなかった部署の仕事を知るということも言えるでしょう。

独立というのは、すべての事を自分一人でやることになるため、サラリーマン時代から、会社内の各部署のプロに簡単に話しを聞く事も可能でしょう。
こういった場では、様々なノウハウも教えてもらえるでしょうし、ここで人脈を広げておくことで、後々の相談相手としても十分な存在を獲得できるのではないでしょうか。

今の会社の「ノウハウ」を全部盗むくらいのつもりで、いろいろな部署に顔を出してみるというのも、状況によってはありかもしれません。

長期的な視点で運営していく

起業準備を終えて、無事に起業したとしても、そこで一気に夢が叶うというわけではないと言えるでしょう。
準備期間からソーシャルネットワークサービスやブログなどを更新し続けていたり、各交流会などで名刺を一生懸命ばら撒いたからといって、起業後すぐに反応があると勘違いしてはいけないでしょう。
起業すれば儲かるという短絡的な考え方はいますぐに捨てておいたほうが身のためなのではないでしょうか。

自身の業務を世間に知ってもらい、浸透させていくという事は、じっくりと時間と実績を積み上げてこそ成せるものと言えるのではないでしょうか。

当たり前のような事ですが、起業準備は「準備」であって、本当のスタートは、まさに「企業」してからと言えるのではないでしょうか。
自身の想像を超えた努力まで達していない場合、ちょっとやそっとで顧客はついてこないでしょう。
準備の段階から起業後のビジョンを見据えて行動できなければ、起業後の運営ですぐにバテてしまうのではないでしょうか。
コツコツと時間をかけて実績を積み上げてやっと「起業」というスタート地点に立てるというわけです。

準備の延長に起業はないと思います。
一段上に起業はあり、その分準備よりも努力する覚悟がなければ運営は難しいと言えるでしょう。
長期的な視点を持って臨むと言っても、それは決して「のんびり」運営していくということではなく、事業が軌道に乗るまで、長期的に努力し続け、かつ、その期間、自身が生活していけるだけの蓄えを準備しておかなければならないと言った意味での視点であると言えるでしょう。

毎日の行動を見直し、無駄な時間を有意義な時間に変えていくという小さな改革が、後々大きな実績へと繋がっていくことを信じて積み重ねて行くことが、成功への道と呼べるのではないでしょうか。

起業の期限を決める

「起業したい」と言って、セミナーに参加したり、資格を取ったりしている方に意外と多く見られるのは「起業準備の期限が決まっていない」ということではないでしょうか。
こう言った人たちは、起業家を夢見ているだけの状態が非常に長く続く恐れがあると言っても良いのではないでしょうか。

実際に「起業する」と言い切って準備を始めた人たちの場合、比較的早い段階で起業家として戦っているケースが多いように思います。

口で「起業したい」と言っているだけでは、いつまでも「起業したい人」、つまり起業予備軍にすぎません。
「起業家」は、口だけでなく、実際に行動を起こした人のことをいうのです。
簡単なことかと思われるかもしれませんが「いつ起業するか期限を決める」ことは非常に大切なことと言えるのではないでしょうか。

サラリーマンであれば、毎月決まった額の給料があるため、言ってしまえば「起業しなくても困らない」状態であると言えるでしょう。
その上、日々の業務に追われてしまうと「起業」という目標が霞んでしまう事態も起こりかねないでしょう。そうなってしまうと、一生そのままであるのも悪くないと思えてきてしまうかもしれません。
自身のモチベーションを上げるためにも、本気度を自覚するためにも是非、具体的な起業準備期限を決めておくと良いでしょう。
せっかくのやる気を趣味のような時間で無駄にしてしまったり、副業程度の企業にしてしまわないためにも、しっかりと集中して準備に取り組む時間と期限を決めておくのは、今後の運営にも響くと言える重要なタイムキープ法であると言えるのではないでしょうか。

また、同じように「起業したい」と言うのではなく、意志のとおった「起業する」と言う言葉遣いも大切と言えるのではないでしょうか。
意識一つで「これから」は大きく変化して行くでしょう。